(※このページは2024年10月1日に更新されました。)
※本ページはプロモーションが含まれています
「親が老いてきて心配だけど、どんな準備をすればいいか分からない」
「経済的に介護をサポートするのは難しいから、サービスに頼るのは難しそう」
この記事はそんな私が抱えている不安を解消するために書いています。
こんにちは。マンボウです。
私は東京在住の30代。
両親は70代。飛行機でないと帰れない地方で二人暮らししています。
久しぶりの帰省で父親に認知症の症状が出ていることをきっかけに、介護に関する情報を集め始めました。
介護にはお金がかかる・・・ということでできるだけ親のお金でカバーするために
いまからできる準備について話していきたいと思います。
介護は親のお金でやる事が基本
介護には施設やサービスを利用するために費用がかかります。
介護保険制度などでサポートを受ける事ができますが、足りない分を
最初は「月○○万円だから、私が払うよ!」
と最初からサポートをすると、施設やサービスによっては高額であったり、終わりも見えないので途中で費用負担が苦しくなることもあります。
そのため前提として、長く介護をするため親のお金で介護をするという事が基本です。
とはいえ、年金が減っていったり、物価高、そして介護保険料が上がっているため親の使えるお金が減ってきています。
生活の満足度を下げずに節約=固定費の見直し
介護が必要になった時少しでも使えるお金があるように残しておきたい。
だからといって、今まで一生懸命頑張ってきた両親に我慢して、節約して欲しくはない。
そこで親の生活費を見てみると、意外と無駄な出費が多いことに気がつきました。
なので、生活の満足度を下げずに出費を減らして、ストレスなく節約をして備えることにしました。
その中でも固定費は一度見直しをすればよく、帰省のタイミングでやってしまえば親がその後することはありません。
介護に備えて固定費を見直す理由
- 一度の見直しで継続的に節約できる
- 一度見直せばその後何もしなくてもいい=親の負担がない
- 生活の満足度を下げずに節約ができる
携帯を格安SIMに切り替える
私の親の世代を見ていると大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)を利用している人が多いです。
なぜなら最初に携帯を手にした時に契約した会社のままで、窓口がある安心、大手信仰から携帯会社を切り替えていない人が多いからです。
一方で
この携帯にしてから窓口にいってサポート受けたの?
と聞いたところ、数年間1度も受けていない事がわかりました。
ただ、SIMフリーとか高齢の親の世代には抵抗のある言葉も(もちろん詳しい人もいますが・・・)
そのため、私たちが親の携帯を格安SIMに変更するサポートすることにしました。
格安SIMのメリット・デメリット
私の親もそうでしたが、格安SIMに変更することの影響を心配されると思います。
「とにかく変えたほうがいいよ〜」と説明せずに変更すると、いざ変更した後に
使えないサービスがあって困った!!!!
となる可能性もあるので、しっかりとメリット、デメリットを説明したほうが良いでしょう。
メリット
- 毎月の出費が減る(数千円の節約)
- 一度設定してしまえば、特にすることはない
月に数千円の節約と小さい金額に見えますが、介護グッツのレンタルは数千円で使用できます。
その分転倒などを防ぐグッツのレンタルするなど、身体機能の低下の進行を防いだり、介護の負担を減らすための費用に充てる事ができます。
デメリット
- キャリアメールが使えない→LINEやフリーメールで代用可
- 通信速度が遅くなる時間帯もある→LINEなどの連絡手段としては問題のないレベル
- LINE ID検索が使えない→新規連絡先交換ではQRコード検索などで対応可
スマホを使用しているの大半がLINEを使っていると思うので、特にメールが使えないデメリットは感じないと思います。
会員登録などでメールが必要な時に備えてフリーメールの設定もしてあげればなお良いと思います。
また、LINE ID検索は手入力なので、QRコード検索のほうがずっと楽でした。一度教えただけでは覚えられないからと諦めず、新しい方法を覚える事は脳トレにもなるので、紙にやり方を書いて覚えてもらうようにしました。
大手にすることへの抵抗を持つ理由
携帯を何十年も使用していて、最初に契約した会社をずっと使っている親世代も多いと思います。
人間は変化することへの抵抗を持つものです。高齢になると新しいことへの抵抗は更に大きくなります。
大手から聞いたことのない会社へ乗り換えることへ不安・・・・。
と言ってくるかもしれませんが、誤解している場合もあります。
そこで実際に私が説明した内容は以下
- 大手じゃないと品質が下がる→大手キャリアと同じ回線を使っている
- 違約金が発生する→大手3キャリアは廃止している
- 通話料が高くなる→かけ放題プランがある会社がほとんど
- 端末料金が残っている→一括支払いも、引き続き分割もできる
回線は大手キャリアが使っているものと同じものを使っているので、品質が劣る事はないと説明しました。
また以前は途中で解約すると違約金が発生していました。その時のイメージがあり「もったいない」と感じているようでした。
しかし、現在はドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアは解約金、2年縛りを廃止しています。そのため「乗り換えしても大丈夫だよ〜」と伝えました。
母はラインをしているのですが、母がよく連絡を取る友人の中にはLINE電話だと気が付かず出てくれない!という人も、昔から慣れ親しんでいる電話を好む友人と連絡をとるために、かけ放題プランをつけることにしました。
端末料金(=スマホの本体の費用)を分割で契約している場合も、そのまま分割で支払うことも、一括で支払う事もできます。違約金が発生しない分端末代は一括で払ってしまってもいいかもしれません。
格安SIMへの乗り換え方法
格安SIMへの乗り換えを親に納得してもらったら、気持ちが変わる前にすぐに乗り換えをしましょう。
- スマホを用意する
- (現在使っている電話番号と同じものを使用するには)MNP予約番号を取得する
- 新しい会社と契約をする
と非常に簡単ですぐに毎月の費用を抑えることができます。
乗り換えの操作が難しいと感じる場合は、ahamoであれば、有料サポート(税込み3,300円) がありドコモショップにて乗り換えの申し込みの操作方法のサポートを受ける事ができます。
大手キャリアのようにスタッフが操作をしてくれるものではなく、操作自体は契約者が行わなければなりません。スタッフが端末操作画面を見ながら補助をしてくれるものです。
健康増進商品の定期便をストップする
父が退職した後、足腰が弱くなってきたこともあり外出をしなくなりました。
そんな父の楽しみの一つは時代劇を見ること
時代劇の合間にあるCMにはテレビショッピングのCMが多く、体がどんどん弱っていた父には健康増進関連の商品が魅力的に見えたようで頻繁に購入するようになりました。
そのため家には様々なサプリメントや健康食品が定期便で届くようになっていて、家には飲まなくなって余っているものも・・・。
しかも、それらの解約はネットか、全然繋がらない電話の窓口でした。
認知症の症状がではじめている父には解約は難しく、母にもネットでの解約は難しいようでした。
勝手に解約すると
なんで勝手に解約するんだ!
と今後の信頼関係にも影響するため
- まだ家に余っているので、しばらく止めても問題ない
- 必要になったらいつでも再開できる
この2点を伝えて解約を手伝うことにしました。
また、情報が伝わっているため、DMが大量に家に届いていました。面倒ですがそれらの停止を依頼しました。
クレジットカードの枚数を減らす
キャンペーンやマイルを貯めるため、よく使うスーパーでポイントで払うため・・・
など色々な理由でクレジットカードを複数枚作っていました。
しかし、管理がどんどんと難しくなり、かつ年会費もかかるものもあります。
足腰が弱くなり、以前のように旅行もしないため、航空機のマイルを貯めるだけのクレジットカードは必要ないでしょう。
私の両親の場合は、一番の出費は食費と化粧品でした。
そのためその2つのポイントを貯めるためのクレジットカードを残す事にしました。
銀行口座をまとめていく
固定費を抑えることができたら、銀行口座の整理も行うことにしました。
銀行口座を沢山持っており、それぞれの残高は少なく、中には数百円しか入っていない口座もありました。
- 必要になった時引き出すのに手間がかかる
- 認知症の症状が進んだ時に把握が難しい
- 地方銀行で窓口やATMが家の近くにない銀行は不便
の理由からできるだけまとめることにしました。
まとめることで総資産も把握しやすいので、介護の時にどんなサービスであれば利用することができるかという判断もできるようになりました。
まとめ
介護保険など介護費用をサポートする制度は存在します。
しかし、施設に入るときに価格の低い施設が空いてないため在宅で頑張っている・・・。
という知人がいることも知っていました。
必要に迫られた時に少しでも選択肢を増やすために、できるだけ備えておきたいと思います。
コメント