TOEICの高得点を最短で達成するためには、ただがむしゃらに勉強するだけではなく、効果的な計画と自分に合ったタイムマネジメントが鍵です。
10ヶ月で475点から910点まで点数を上げた私が取り組んできた方法を具体的に紹介します。
勉強が続きやすく、効率よく進められるコツも盛り込んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
目標スコアと期限を決める
TOEICの試験までに目標を達成するためには、「いつまでに何点取るか」を具体的に設定することが重要です。
まず、「いつまでに目標スコアを達成するか」を具体的に設定します。
例:「来年の昇進試験に間に合うよう、9月までに900点を取得する」
「志望企業の履歴書提出に間に合うように5月の試験で860点を取得する」
などです。「志望企業の履歴書提出に間に合うように5月の試験で860点を取得する」は私が立てた目標です。
その上で目標達成に向けたステップを以下のように組み立てます。
自分だけの期限も設定する
予備締め切りとなる試験日での達成を目標を設定していました。
例えば、8月開催の試験を受験し20日前後でスコアが確認できれば9月の昇進試験に間に合う・・・となれば、8月開催の試験が本来の期限となります。
しかし、私は2回失敗することを想定してー2ヶ月の6月開催試験でクリアすることを目指して勉強していました。
目標 | 本来の期限となる試験 | バッファを持った試験 |
9月の昇進試験までに900点 | 8月開催の試験 | 6月開催の試験 |
履歴書提出期限までに860点 | 5月開催の試験 | 4月開催の試験 |
このように2ヶ月前を「自分だけの締切」に設定します。
仮に6月の試験で達成できなかったとしても、7、8月にもう一度チャンスがあるため、余裕を持った準備が可能です。私にとってはこれが保険のような役割をしていました。
実際に自分だけの締め切りの試験では目標点数を達成できなかったので、保険を残しておいて良かった・・・・
最終試験までに定期的な試験日を設ける
TOEICは定期的に開催されているので、できるだけ毎回受験するようにしていました。
毎回の試験日が小さな期限の役割を果たしていました。定期的に現在の自分のスコアを確認できます。
これにより、
- 勉強のモチベーション維持
- 弱点把握
ができるためです。
勉強するパートの優先順位を決める
TOEIC対策は、全パートに均等に取り組むのではなく、今自分がどこに力を入れるべきかを考えて、優先順位を決めて進めると効果的です。
私の場合は下記のように取り組んでいました
- 600点を超えるまでは単語力を最優先
単語を知らなければ、テクニックがあっても進みません。単語帳を使ってしっかりと単語を覚えることを優先させました。600点位までは単語帳の勉強で一気にスコアアップしました。 - リスニングパートを優先
TOEICはリスニングパートから始まるので、最初に手応えを感じられないとメンタル的に影響を受け他のパートにも影響が出ると考えました。そのため先にリスニングの対策を行い、自信をつけてるようにしました。
毎日の勉強のなかでも勉強の順番を工夫していました。
簡単なパートから始める
一日の勉強を開始する時には、簡単な単語学習から入るとスムーズに取りかかりやすく、勢いがつく傾向がありました。気分が乗ってきたらリスニングやリーディングに移行する、という流れで進めていました。
逆算でスケジュールを立てる
目標スコアや試験日から逆算して、段階的なスケジュールを設定するのがポイントです。
- ゴールを設定する
例:来年の9月までに900点を目指す。 - 必要な力は何かを洗い出す
例:最後まで解くスピード、2時間の集中力、単語力など。 - 優先順位を決める
例:①単語学習 ②集中力をつけるため英語に触れ続けても疲れない体力(毎日の学習) - 1週間ごとの目標設定
スケジュールを1週間ごとに区切り、この教材の〜ページまでは直近の2週間で一通り目を通すなどの計画をたてました。 - 定期的な模試や実際の試験で小さな達成目標を
定期的なTOEICの試験日をスモールゴールとし、最初の試験では550点を目指してみるなど、少しずつ段階的に目標を上げていくようにしました。
朝1で二時間の勉強をする
朝2時間の勉強時間が確保できる時間に起きる&就寝時間を設定しました。
朝一番で勉強することで達成感を感じる事ができ、そのことで自己肯定感が高まります。
日中に急な予定が入っても影響を受けにくくなりますし、私の場合は朝やると、波にのってその日多くの時間を英語勉強に充てることができるようになりました。
逆に勉強全くできないと「できなかった・・・やばい・・・」と落ち込み&焦ることが多かったです。
繰り返しを重視する
繰り返し学習で確実に点数はあがっていきます。
完璧主義に陥らないことが大切です。
例えば、「この単語帳は100%完璧にする」などの目標ではなく、80%を目安に何度も繰り返して、少しずつ理解を深めます。
勉強目標は小さく、続けやすく
大きな目標を掲げすぎると挫折しやすいので、小さな目標をコツコツ積み上げていくようにしました。
- 好きな教材から始める
高得点を狙うあまり、「すべてを網羅しなければ・・・・」「持っている教材を全部完璧に!」 と思いがちです。 すべての教材に取りかかるのではなく、興味のある部分、やりやすい教材を今日とりあえず10分からとハードルが低いものから始めると取り組みやすくなります。 - 机の上を整理し、教材の数を絞る
一度にたくさんの教材を並べると集中が散漫になりがちです。必要なものだけを出し、無駄を省くようにしました。
疲れたときの勉強内容を決めておく
疲れたときに「何をしようか」と考えると時間をロスします。
また何となくスマホを見てしまったりして無駄な時間を過ごしてしまうことも・・・
「疲れたとき用の勉強内容」を決めておくことで対策しました。
私はつかれたら簡単な単語帳を開いて声に出して読むようにしていました
スキマ時間を活用する
スキマ時間を無駄にしない工夫もしていました。
私は勉強アプリや単語帳を持ち歩くようにしていました
電車に乗ったら単語帳を開くルールを作り、スキマ時間を有効活用します。
実際に半年使用した事があるアプリでスタディサプリEnglish ビジネス英語があります。
どのくらいやっているのかが分かるので、思ったより勉強していない!と思うことがありました。
頑張っているつもりでも全然やっていないな・・・と思うことは私にはいい刺激でした。
リフレッシュする時間、休む時間を事前に計画しておく
目標を設定したときが一番モチベーションが高いので、ハイペースなスケジュールを組みがちです。
これこそが、「英語を話せるようになりたい・・・」と何度も思ってきたのにいまだ達成できていない原因の一つだと思っています。
そこでTOEICの勉強では適度にリフレッシュ時間を事前に設けることで、ペースやモチベーションを維持するようにしました。
これはあと〜日したら遊びに行ける!頑張ろう!と集中力を高める効果もあったので、学習効率も上がったと思います。
私の場合は毎日のお風呂は時間をたっぷり確保し、月に2回の友人とのカフェ巡りを計画に入れるようにしました。
あと好きなドラマを厳選して、そのドラマだけはオンタイムで見る。と決めてその時間も休むようにしました。
スコアのことばかり考え始めたら単語帳を開く
就活でTOEICを武器にしたいと思って始めたのですが、他に武器となるものがない分、
「目標点数を取れなかった場合は何を面接で話そう・・・」
と不安になったときもありました。そういうときはスコアのことを考えすぎず、目の前の学習に集中するために単語帳を開き、声に出して読むようにしました。
まとめ
TOEIC高得点の鍵は、具体的な目標設定と効果的なタイムマネジメントです。小さな目標を積み重ねてモチベーションを維持しながら、日々のスキマ時間を活用するなど、続けやすい方法を実践しましょう。
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