赤ちゃんとの新しい生活が始まり、喜びに満ちあふれているはずの日々。
しかし実際には、予想以上に孤独で不安な気持ちに押しつぶされそうになっていませんか?
私も周りのお母さんたちは楽しそうに見えるのに、自分だけが心から笑えない…と悩み、そんな風に思う自分は最低だ・・・・。と罪悪感すらも抱えていました。
この記事では、私が経験したマタニティブルーズの辛い日々と、そこから抜け出すために役立った方法をお伝えします。
今、同じような不安や悲しみに悩んでいるあなたの心が少しでも軽くなるようなきっかけが見つかれば幸いです。
出産後、私はいわゆる「マタニティブルーズ」に悩まされ、毎日がとにかく辛くて、
「この憂鬱な気持ちはずっと続いてしまうのではないか?」
「もう以前のように幸せを感じられる日は来ないのでは?」
と毎日涙を流し、これから始まる子育てに、この状態でちゃんと向き合えるのか、ずっと不安でした。
さらに、「こんなネガティブな感情を持っている自分が母親としてふさわしいのだろうか」「私に育てられる子どもがかわいそうなのでは?」と自分を強く責めてしまい、何かあるたびに最悪の結果を想像してしまう日々でした。
そんな私が少しずつ気持ちを立て直せるようになったのは、過去に適応障害を経験した際に試していた対処法を思い出しながら工夫を重ねたからでした。同じように悩んでいる方が少しでも楽になれるように、私が実践した対処法をご紹介します。
マタニティブルーズとは
マタニティブルーズとは、出産直後にホルモンバランスの変化や環境の変化によって一時的に強い不安や憂鬱感を感じることがある状態です。症状は人によって異なりますが、一般的には出産後2〜3日から始まり、2週間ほどで落ち着くとされています。
しかし、私は1ヶ月以上その状態が続き、気持ちの切り替えが難しい毎日が続きました。
この記事では、その時に感じていた私自身の気持ちや、少しずつ気持ちが楽になった方法についてお話しします。
マタニティブルーズに悩まされていた当時の状況
出産を終えた直後、私は次のような状況や不安に押しつぶされそうな日々を過ごしていました。
とにかく辛い&とにかく泣いている
「このままずっとこの辛さが続いてしまうのではないか?」という不安が頭をよぎり、少しのことで涙がこぼれる自分がいました。何をしても心が晴れない状況で、気持ちがどんどん塞いでいきました。
育児に対する不安、自信のなさ、子どもへ申し訳ないという気持ち
「こんな気持ちのまま、これから赤ちゃんのお世話ができるのだろうか?」と、自分が母親としてやっていけるのか不安に感じていました。
「こんなにネガティブに物事を捉える自分が親でこの子に申し訳ない・・・」と自分を責めました。
家族への不安
里帰り出産中、父が認知症の兆候を見せはじめていて、父の老いや、母の介護の負担が頭から離れませんでした。
「遠距離で介護を支えながら、育児もこなせるのか?」というプレッシャーに押しつぶされそうで、将来に希望が持てなくなりました。
何事も最悪の結果を想像する
里帰りのため定期的に夫が実家に会いに来てくれていました。
毎回夫が私の実家を訪ねてくれても、帰っていくたびに「もしかしてこれが最後かもしれない」「次に会えないかも…」と考えてしまっていました。
彼が帰る背中を見るたびに胸が締めつけられ、涙があふれる瞬間もありました。家族の身に何か悪いことが起きるのではないかという恐怖にとらわれ、最悪の結果ばかりが頭に浮かんでいました。
こんなに症状がでるのは私だけ?と不安
定期検診で産婦人科に行くたびに、他のお母さんたちがみな幸せそうで、ハツラツとした様子が目に入りました。
その光景に、「どうして私だけがこんなに気持ちが暗いんだろう?」と落ち込むばかりで、まるで自分だけが取り残されているように感じていました。
孤独感がどんどんつのり、私だけ何かおかしいのではないかとさえ思うようになっていきました。
私が実際に試したこと
こうした不安や辛さから少しずつ解放されるために、以下の方法を試していきました。私自身に効果があったものを紹介します。
朝の散歩
朝起きて外に出て、太陽の光を浴びるようにしました。外に出ると少し気持ちがリフレッシュされ、散歩によって心がリセットされていくのを感じました。
またどうしても夜間授乳があるので、生活リズムが崩れていくのを感じていました。
昼間仮眠を取るとしても、朝は陽の光を浴びてリセットするようにしていました。
腸活
身体が整うと気持ちも安定しやすくなると思い、発酵食品やキノコなど腸に良いものを積極的に摂るようにしました。
ヨーグルト、キムチ、キノコは特に積極的に取るようにしました。
良質な睡眠を意識
夜はスマホを控え、ラベンダーのアロマを使ってリラックスするようにしました。
授乳の合間をすこしでもぐっすり眠れるように携帯を見たい気持ちを抑えて寝るようにしました。
不安を言葉にしてみる
感じている不安を言葉にして夫や友人に聞いてもらうようにしました。
心の中で抱え込まずに気持ちが軽くなり孤独感が和らぎました。
また言葉にすることで自分の気持を客観的に捉える事ができるようになりました。
不安に対する対策を考える
同じことを永遠と考え落ち込んでいる自分に気が付きました。
何が不安なのかを実際に紙に書き出し、できることを一つずつ調べました。
例えば、父の介護サービスや費用について調べてみるなど、対処法があると分かるだけで心の余裕ができました。
3行ポジティブ日記
夜、良かったことを3行だけ書くようにしました。
自分を少しずつ肯定できるようになるだけでなく、心配事を考えてしまうと眠れなくなるので、ポジティブな気持ちで布団に入る事ができるようになりました。
専門家のサポート
長引く場合には、心療内科での相談も視野に入れていました。
適応障害になった時に、心療内科へ通うことへの大きな抵抗感がありましたが、実際に家族のすすめもあり病院へ行き、薬を使って治療をすることで早く職場復帰することができた経験がありました。
専門家の力を借りることで早い解決につながります。
振り返って
振り返ってみると、あのときの苦しみはホルモンバランスの影響が大きかったのだと感じます。「あの時、自分がおかしかったわけではないんだ」と気づくことができ、今では心が軽くなりました。
また、少しでも楽になろうと対処法を模索しながら努力した自分は正しかったと思います。
そして、このブログを読んで、対処法を探そうとしているあなたも本当に素晴らしいです。その姿勢があれば、きっと今の辛さを乗り越えられる日が来るでしょう。
どうか無理せず、泣きたいときはたくさん泣いてください。
もし、辛さが長引くようであれば、どうか一人で抱え込まず、心療内科で相談してみてください。専門家のサポートを受けることは決して恥ずかしいことではありません。あなたが心安らかに過ごせる日が一日も早く訪れることを、心から願っています。
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